特徴

文部科学省の全国学生調査を包含しています

大学IRコンソーシアムの学生調査設問は下左図の通り、文部科学省が実施する全国学生調査の設問を包含しています。大学IRコンソーシアムの独自設問には、全国学生調査にはない次の様な設問が18問装備されています。

  • ・大学の教育内容・環境に対する満足度
  • ・大学の設備(図書館、実験設備、IT等)に対する満足度
  • ・大学の学習支援制度(学費援助、健康・保健、進路相談等)に対する満足度

大学IRコンソーシアムの学生調査設問は、文部科学省の全国学生調査の「②参加大学が実施する学生調査」として実施することが可能です。(※)

※:文部科学省の「令和7年度(2025 年度)「全国学生調査(本格実施)」実施要領(令和7年5月9日)の 「4.調査方法」 ををご参照ください。

実施要領の文科省URLは次の通りです。
https://www.mext.go.jp/content/20250509-mxt_kouhou01-000001987_2.pdf

また、前述の「②参加大学が実施する学生調査」として実施した場合は、文部科学省へ調査結果データを提出する必要がありますが、提出するデータについては、上図の全67問から全国学生調査設問30問を抽出し、ダウンロードできる仕組みを提供いたします。

学習プロセスの間接アセスメントとして利用できます

大学IRコンソーシアムの学生調査は、学習プロセスの間接アセスメントとして利用できます。学生の学習行動や学習時間、能力に関する自己評価、満足度を中心とした調査項目が含まれており、学生自身が大学での学びをどのように受けとめて、どのように評価しているのかを調べます。米国の大学生調査NSSE(National Survey of Student Engagement)やCIRP(Cooperative Institutional Research Program)をモデルとしており、会員校が共通の調査項目で実施するため、ベンチマーク可能な標準調査として位置づけられます。学生調査の結果をコンソーシアム会員校全体と比較することで、各大学の特徴を見出すことができます。

また、学生調査を継続することで、学生の経年変化や成長を調べることができます。学内にある教学データとリンクさせることで、学習成果に関する直接アセスメントと、学生調査から得られる学習プロセスを組み合わせて分析することも可能です。

このように、学生調査を教育アセスメントとして用いることで、各大学における教育の標準性を検証することや特色を抽出することにつながります。アセスメントの結果は、教学マネジメントの支援や教育の内部質保証のエビデンスとして役立ちます。このほか、機関評価(法人評価)や認証評価といった各種外部評価のレポート(報告書)にも活用可能です。

特徴画像

(1) 相互比較
相互比較
自学の学生調査の結果と、会員校全体やサブグループとの比較を通じて、自学の特徴を探る。
(2) 経年比較
経年比較
数年分の学生調査データを蓄積し、学生たちの経年変化を調べる。
(3) 教学データとのリンク
教学データとのリンク
学生調査と学内に存在する成績等の教学データとリンクさせて分析する。

調査内容

2009年度文部科学省戦略的大学連携支援事業として採択された「相互評価に基づく学士課程教育質保証システムの創出 ー国公私立4大学IR ネットワークー」において共通の学生調査の開発に取り組んできました。

共通調査項目

学生データ項目

大学IRコンーシアムの学生調査は、共通調査に回答した学生のGPA・取得単位数等の学生データ(教務データ)も併せてIRシステムにアップロードします。共通調査の学生自身による間接評価と、学生データ(直接評価指標)を結び付けて分析することで、より詳細な特徴・傾向を把握することが可能になります。実際に収集する学生データは以下のとおりです。

  • 性別
  • 年齢
  • 出身地(出身高校の所在地)
  • 入学年
  • 入学区分(入試制度)
  • 高校卒業年
  • GPA
  • 取得単位数
  • 外部英語試験の成績(TOEIC等)

実施方法

学生調査の実施方法は、各会員校が年度ごとに自由に選ぶことができます。詳しくは、大学IRコンーシアムの事務局までご相談ください。

調査対象者の範囲 全学
各部局(センター、学部単位の参加も可能です)
対象学生数(調査規模) 全数調査
標本調査
対象学年 各会員校が年度ごとに自由に選ぶことができます。毎年度同じである必要もありません。
実施方法 マークシート(共通マークシートを利用校で共同購入)
Webアンケート(調査項目データを当会より配布、自学で各校のアンケートシステムへセット)
大学独自の方法(オリジナルマークシート等)
調査時期 10~12月の期間で、各会員校のご都合に合わせて実施してください。
例:10月中(1か月間)、11月前半の1週間に集中的に、11月から12月上旬にかけて 等
調査票配布・回収方法 授業中に配布回収(集合調査)
授業中に配布、授業時間外に回答、後日回収
授業時間外に回答(Webアンケートシステムを使う場合など)

コロナ前後のデータ比較


調査結果