システムの概要
IRシステム開発の経緯
平成21年度文部科学省「大学教育充実のための戦略的大学連携支援プログラム」に採択された「相互評価に基づく学士課程教育質保証システムの創出―国公私立4大学IRネットワーク」(2009~2011)において開発したIRiS(IR information system)は、その後、大学IRコンソーシアムに受け継がれ、現在では毎年7万人以上の学生調査データと学生の教務データ(GPA等)を収集・可視化するシステムであり、大学IRコンソーシアムの根幹をなすプラットフォームとして機能してきました。このシステムは、Dr. Sum という集計・分析プラットフォームと Motion Board という可視化ツールを組みあわせており、大量のデータ処理をごく短時間に実行し、可視化と独自の分析が可能です。この仕組みの有効な活用方法を会員校全体で考え・共有することで、各大学の質保証に役立つ基盤ツールとなることが期待できます。
IRシステム(IRiS)の利用環境
閲覧用IRシステム(IRiS)は、クラウド型のシステム(インターネットを通じてシステムを利用)ですので、会員校に専用サーバを設置する必要はありませんし、Microsoft EdgeやGoogle Chromeなどのブラウザが搭載されたパソコンでアクセスできます。各会員校で登録データ(CSVファイル)を作成し、学内で学籍番号を暗号化したファイルを、インターネット経由でパソコンからアップロードしていただきます。
ユーザアカウントの種類
IRシステム(IRiS)にはさまざまな機能を実装していますが、ユーザによって使用できる機能が異なります。集計結果表示・分析機能は会員校のユーザアカウントがあれば誰でもお使いいただけますが、データのアップロードをおこなうためには大学パワーユーザアカウントでログインする必要があります。

IRシステム(IRiS)へのデータ登録
IRシステム(IRiS)へのデータ登録
各会員校で、登録データを作成し、学内で学籍番号を暗号化処理をしたうえで、ネットワーク経由でアップロードしてください。登録データのフォーマット(ヘッダー行)は、IRシステム(IRiS)を通じて各会員校に配布します。データ項目や定義、加工方法、アップロード時の注意点等については、各大学の実務担当者対象の「IRシステムデータ登録講習会」のなかで詳しくご説明しています。
【 データアップロードのイメージ 】
データ登録の標準的なスケジュール
9月~12月 | 共通調査の実施 |
着手は早めに | 当該年度に実施した共通調査回答のデータ化 |
2月 | 2月登録(共通調査データの登録) |
3月 | 中間集計公開(共通調査データ項目のみ) |
着手は早めに | 「学生データ」の各項目の収集と編集 |
5月~6月 | 5月登録(学生データの登録) |
7月 | 学生調査結果の公開 |
IRシステムの機能概要
ダッシュボード選択画面イメージ

質問回答内訳
設問毎の全大学や自大学の(全体・各学部)の集計結果を閲覧できます。同一質問カテゴリ内の質問の回答内訳を100%積み上げ横棒で表示します。
一年生・上級生比較
同一調査年度の一年生と上級生(例:2019年一年生調査と2019年上級生調査)の回答内訳を質問毎に、100%積み上げ縦棒で表示します。
経年比較
過去五年の経年変化を質問毎に、100%積み上げ縦棒で表示します。同一調査・同一質問項目の過去5ヵ年分の推移を閲覧できます。
クロス集計分析
質問カテゴリを跨いだクロス集計が可能。操作者が独自にクロス集計を設定できます。調査項目やアップロードしたデータすべてを対象としています。
相互比較
質問の回答内訳を比較し、折れ線・100%積み上げ縦棒で表示します。
- 3つの対象(調査年度、入学年度、大学設置区分、大学、分野)を選んでの比較
- ある調査年度の3年生が1年生の時の調査結果(例:2017一年生調査と2019年上級生調査)との比較も可能。
卒業生調査ダッシュボード